ホーム >OFP利活用報告会
最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing)は筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターとが共同で設立した組織です。国内最高性能を有するOakforest-PACSシステム(OFP)はJCAHPCによって設計,導入,運用されています(HPL性能13.55 PFLOPS,2017年6月発表のTOP 500リストでは世界第7位,国内第1位,Intel Xeon/Phi(Knights Landing)8,208基搭載)。両センターは本施設を連携・協力して運営することにより,最先端の計算科学を推進し,我が国の学術及び科学技術の振興に寄与していく所存です。
さてOFPは2016年12月1日に全系運用を開始し,多くの利用者の皆さまによってすでに様々な成果が得られています。本利活用報告会では,その中から選りすぐりの6名の利用者の皆さまにお願いして,OFPを使って得られた様々な成果の紹介とともに,高速化・最適化の手法についてもご講演いただきます。これからOFPあるいはIntel Xeon/Phiなどのメニィコアシステムを使ってみようと考えておられる方も是非ご出席ください。
本利用活用報告会は東京大学柏キャンパスで開催されますが,東大(本郷),筑波大にも遠隔配信予定です。
日時:2017年10月12日(木)(13:30 〜 18:00)
会場:東京大学柏キャンパス第2総合研究棟 3階 315会議室2
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam03_10_01_j.html
遠隔配信(浅野会場):東京大学情報基盤センター(浅野) 4階 413遠隔会議室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_13_01_j.html
遠隔配信(つくば会場):筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室
http://www.tsukuba.ac.jp/access/gmap/gmap.php?i=116030
主催:最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)
共催:東京大学情報基盤センター、筑波大学計算科学研究センター
参加費:無料 事前登録等は不要です
13:30 - 13:45 (JCAHPC教員)
開会 システム概要
13:45 - 14:15 斉藤圭亮(東京大学)
光合成蛋白質内の水分子のシミュレーション
14:15 - 14:45 佐々木勝一(東北大学)
物理点格子QCDシミュレーションによる核子構造の研究
14:45 - 15:15 廣川祐太(筑波大学)
電子動力学シミュレーションARTEDのOakforest-PACSでの全系性能評価
15:30 - 16:00 井戸村泰宏(日本原子力研究開発機構)
Oakforest-PACSにおける大規模CFDコードの計算技術開発
16:00 - 16:30 八代 尚(理化学研究所計算科学研究機構)
『超』並列時代の気象・気候シミュレーション:メニーコアは怖くないぞ!
16:30 - 17:00 渡邊啓正(HPCシステムズ株式会社)
Oakforest-PACS上でのFMO計算プログラムABINIT-MPの性能評価
17:10 - 17:40 講演者,センター教員
質疑応答
17:40 - 17:45 (JCAHPC教員)
閉会 (終了後希望者のみでOakforest-PACSを見学)
東京大学情報基盤センターセミナーページ*各講演の要旨はこちらでご覧ください
〒113-8658 東京都文京区弥生2−11−16
東京大学 情報基盤センター
中島研吾(幹事)
E-mail:nakajima[at]cc.u-tokyo.ac.jp
([at]を@にしてからお送りください。)
2013年3月,筑波大学と東京大学で締結された「計算科学・工学及びその推進のための計算機科学・工学の発展に資するための連携・協力推進に関する協定」に基づき,筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターは,「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing)」を設置しました。JCAHPCは東大情報基盤センタースーパーコンピュータシステム柏拠点(東大柏キャンパス)に両機関の教職員が中心となり設計するスーパーコンピュータシステムを設置し,最先端の大規模高性能計算基盤を構築・運営するための組織です。既にアナウンスされているように,JCAHPCでは本年12月1日よりOakforest-PACSシステム(OFP)の運用を開始します。OFPはIntel Xeon Phi 7250(Knights Landing, KNL)を8,208ノードを搭載し,ピーク性能は25 PFLOPS,運用開始時点で国内最大・最速のシステムとなるものと考えられます。
両センターは本施設を連携・協力して運営することにより,最先端の計算科学を推進し,我が国の学術及び科学技術の振興に寄与していく所存です。 その一環として,国内外の研究者による「JCAHPCセミナー」を開催していく予定です。